「見つかってしまっちゃあしょうがない 問われて名乗るもおこがましいが 阿波座烏は浪花潟 藪ウグイスは京育ち 浮かれ烏のただ一羽
及ばずながら刺客のはしくれ 土寿烏たぁおいらのこと
 聞けよコラァ!!
(コミックス33巻P139)

コミックス33巻から登場している刺客2人組のモデルはこんな人たち。


ミル・マスカラス (Mil Mascaras/本名:Aaron Rodriguez アーロン・ロドリゲス)

◆1942年7月15日生まれ。180cm/105kg。 ※体重は全盛期。
◆メキシコ合衆国サンルイスポトシ州サンルイスポトシ出身。
◆毎試合変わるマスクと逆三角形のボディ、華麗な空中殺法で人気を集めた、通称「千の顔を持つ男」。メキシカンプロレス(ルチャ・リブレ)界の英雄的存在。メキシコでは多数の映画にも出演している。'65年にメキシコでメジャーデビューを果たし、'68年にはアメリカ・ロサンゼルス地区へ、'71年には日本へ進出。'77年2月の来日から入場曲であるジグソーの「スカイハイ」が大ヒットし、日本プロレス界に入場曲の使用を浸透させた。

獲得タイトル
ナショナルライトヘビー/アメリカスヘビー/IWA世界ヘビー/ALLLヘビー/'81、'82 全日本プロレスPWF杯争奪タッグリーグ優勝

得意技
フライングクロスチョップ、プランチャ・スイシーダ、ダイビングボディアタック 他多数。


ドス・カラス (Dos Caras/本名:Jose Luis Rodriguez Arellano ホセ・ロドリゲス)

◇1951年2月20日生。178cm/96kg。 ※体重は全盛期。
◇メキシコ合衆国サンルイスポトシ州サンルイスポトシ出身。
◇ミル・マスカラスの実弟で12人兄弟の末っ子。元は生物学と体育を教える高校教師だったが、兄に憧れ'70年にルチャドール(レスラー)としてデビュー。リングネームの意味は「二つの顔」、通称は「飛翔仮面」。'78年に来日、全日本プロレスPWF杯争奪タッグリーグに兄と共に出場し、'81、'82年と連続優勝を果たす。
◇'95年夏にはみちのくプロレスの覆面ワールドリーグに参加して優勝。'00年に息子ドス・カラスJr.がデビューした。

獲得タイトル
ナショナルヘビー/UWA世界ヘビー/'81、'82 全日本プロレスPWF杯争奪タッグリーグ優勝

得意技
トペ・スイシーダ(トップロープとセカンドロープの間を飛び抜けて場外の相手に頭突き。人間ロケットとも) 他多数。



もうひとりエル・シコデリコ(El Sicodelico、1945年〜/本名:Pablo Rodriguez パブロ・ロドリゲス)という兄弟もやはりルチャドールで、この人はマスクのデザインから「渦巻仮面」(不二家のキャンディ「ノースキャロライナ」を見て思いついたという説あり)と呼ばれ、彼らは総称して「仮面一族」の異名があります。
万寿烏と土寿烏が兄弟とは限りませんが、いずれ 志古輝子 なんてキャラが出て来たりして。



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