「それで孫兵 どんなのが逃げたんだ?」 (コミックス26巻P8)

伊賀崎孫兵が飼育するかわいい?ペットたちの名前の由来を無理やり探る旅。
情報の真偽は定かではありませんというか牽強付会上等です念の為。



「毒ヘビのじゅんことサソリのじゅんいち(二世)」

 鳥羽水族館で飼育されているジュゴンの名前から?
 じゅんこは1977〜1985年まで、じゅんいちは1979〜現在まで飼育されています。
(追記:2011年2月10日、飼育日数世界最長記録となる11,475日を打ち立てて息を引き取りました。推定年齢33歳)
 ジュゴンはインド洋と太平洋の暖かい海に生息する海草食性のほ乳類で、昔から人魚伝説のモデルとして親しまれてきましたが、現在は生息数が減少したため国際保護動物に指定されています。
 鳥羽水族館では飼育方法の研究を長く行っていて、1990年には長期飼育の世界記録(10年10ヶ月)を達成しました。



「毒ガのジュンとネネ」

 千秋じゅんと梢ネネが組み、コシノ・ジュンコと平尾昌晃が命名したアイドルユニットじゅんとネネ。1968年「愛するって怖い」でデビューヒットを飛ばしたものの、それっきりの一発屋に終わりました。

※ これを調べるために検索したら、同種のペットを2匹以上飼っていて「ジュン」と「ネネ」と名付けてる方が意外に多かったです。コンビ名としてメジャーっぽい。


「毒チョウの花子と花男」

 裏はなさそうなので割愛。「花子と太郎」じゃないのは、花に止まる蝶だから?



「毒ガエルのきみ太郎」

 作家・白井喬二(1889〜1980)の作品「富士に立つ影」(1924年)に登場する、純粋な自然児熊木公太郎(くまき・きみたろう)が元でしょうか。時は文化2年、将軍家斉の世、富士の裾野・愛鷹山ろくに錬兵場を建造する為に2つの流派が争う話です。公太郎の父は赤針流(築城術にも流派があるらしい)の築城戦略の専門家で、自分とは気性の違う息子を疎んでいます。
 1957年、市川右太衛門主演で映画化。1967年に中山仁主演でテレビシリーズが放映されました。

※ もしかして「と○とこハム太郎」→ハム→公→公太郎→きみ太郎? とさっき思い付いた。


さあ苦しくなって参りました。



「毒トカゲの大山兄弟」

 国際大山空手道連盟の幹部、大山茂・大山泰彦の両氏に由来すると思われます。空手の代名詞ともなった極真流の創始者・大山倍達(ますたつ)はこの2人の父に師事し、のちに「大山」姓を受けました。
 茂氏は通称「剛の茂」。「流水のごとき捌き」の名人。現在は連盟総主、在ニューヨーク事務局。
 泰彦氏は通称「柔の泰彦」。進取の気性に富んだ独自の指導哲学を持っています。最高師範、在アラバマ総本部。

※ 「○○兄弟」という名前は水滸伝的な中国の古典伝奇小説に出てきそうな気もしますが、さすがに守備範囲外ですだよ。


「大ムカデの三四郎」

 元ネタ候補が多過ぎて絞れません。
 夏目漱石の小説「三四郎」、富田常雄の小説「姿三四郎」(柔道青年の青春物語。後に黒澤明が映画化)、せがた三四郎(藤岡弘、が演じる、セガの家庭用ゲーム機『セガサターン』CMキャラクター。前出“姿三四郎”のパロディ)など。



「それから…」



「毒グモのマリー」

 極度のクモ恐怖症の男が、街を襲った毒グモ退治に奔走する映画「アラクノフォビア」(1990年・米/フランク・マーシャル監督)の登場人物マーガレット役の女優がマリー・カーヴァー

※ むしろ「ブラッディ・マリー(カクテルではなく英女王)」由来のような気がしてきた。
※ それとも舞台劇「毛皮のマリー」と「蜘蛛女のキス」のリミックス?


やっちまった感>>>やり遂げた感 な企画。


「由無し言」へ戻る